社会不適合はライフハッカー

発達障害で社会不適合な自分の考えやライフハックなどをまとめます。

発達障害を抱える人はどんな仕事をするのが良いか


発達障害を抱える人は、

その特性ゆえに人間関係のトラブルが多かったりと

仕事がうまくいかずにうつ病になったり転職を繰り返すケースが多いといいます。

 

 

私自身も発達障害の特性が原因で仕事上でミスを連発し

周りへの申し訳なさから自分を責めることを繰り返し、働けない状態に陥ってしまったことがあります。

 

 

 

 

 

今回は、普通に働くことが難しい私たち『「発達障害」を抱える人はどんな仕事をするべきなのか』ネットや書籍から調べたおすすめの職業をまとめてみました。

 

 

発達障害の区分別の特性

発達障害と言っても大きく分けて3つに区分わけされており、その区分ごとに特性が違います。

特性が違えば向いている職業も変わってくるため、まずは自分はどんな発達障害の特性があるのか理解する必要があります。

 

 

自閉症スペクトラムASD

 

ASDには以下のような特性があります。

人とうまくコミュニケーションを取ることが苦手

暗黙の了解や空気感、相手の表情から物事を読み取ることが苦手

こだわりが強く、我流で物事をすすめてしまう

 

(具体的な症状の例)

 ・他人が発する音を極端に嫌い、人の話し声や呼吸音で気分が悪くなる。

 ・曖昧な表現が理解できず、「あれ」「それ」などの言われ方をすると理解できない。

 ・自身の考えを表現することが苦手で、意見を求められても発言することができない。

 

ASDは、ルールに縛れることを極端に嫌う傾向があり

興味のない分野に関しては全く集中することができません。

他人とのコミュニケーションを取るのが難しく、会社などでは不利な立場になったりと

集団コミュニティではやりずらさを感じることが多いと言われています。

 

つまり、他人と接することが多かったり

決まった手順のない仕事は向いていないと言えます。

 

 

注意欠如・多動症ADHD)

ADHDには以下のような特性があります。

興味がないことには全く集中することができず、ケアレスミスが多い。

じっとしていることができず、歩き回ったりとすぐに行動にうつしてしまう。

思ったことを実行せずにはいられない、思ったことをそのまま口にしてしまう。

 

(具体的な症状の例)

  ・整理整頓をするのが苦手で部屋や机の上が常に散らかっている。

  ・集中を続けることが難しく、考え事をしたりスマホを触ったりと別のことをしてしまう。

  ・抜けていることが多く、どれだけ気をつけていてもミスをしたり忘れ物をする。

  ・思ったことをそのまま口に出してしまい、人間関係でトラブルが生じる。

 

 

 

ADHDは、注意力を維持することが難しい。

ケアレスミスや忘れ物が多いという特性があるため

同じことをこつこつと続けるような仕事はお勧めできません。

 

 

 

学習障害(LD)

LDには以下のような特性があります。

「読み・書き」「聞く・話す」「計算・推測」などが極端に苦手

 

(具体的な症状の例)

・文章を読むのに時間がかかる、内容が理解できない

・考えていることをうまく言語化できない

 

 

 

特性ごとの向いている職業

 

自閉症スペクトラムASD

 

ASDの興味のない分野に関しては全く集中することができないという特性は

逆に言えば自身の興味のある分野でさえあれば力を発揮できるといえます。

また、一人であれば細かな作業でも黙々と進められる。気が済むまでこだわるという特性は、

正確差が求められる仕事や、完成度の高いものを求められる職業では活躍できると言われています。

 

(具体的な職業の例)

 ・デザイナー

 ・プログラマ

 ・研究職

 ・清掃員

 ・工場のライン作業員

 

このように一人でコツコツできる仕事が向いていると言えます。

 

 

 

注意欠如・多動症ADHD)

 

ADHDは1つのことに集中していることが難しく、

興味の赴くままいろんなことに手を出してしまうという特性があります。

しかし、その多動性は作家や芸術家などクリエイティブな仕事に向いていると言えます。

 

(具体的な職業の例)

 ・デザイナー

 ・イラストレータ

 ・企業家

 ・YouTuber

 

 

 

学習障害(LD)

 

LDは「読み書き」「聞く話す」「計算」などが苦手な傾向がありますが、

その全てができないわけではなく、

「読み書き」は問題ないが「聞く話す」ができないと言ったように個人によって差があります。

それゆえに、どのような職業が向いているかを判断するのは難しいと言われています。

 

しかし、LDは他の特性に比べ学習系の情報処理が苦手と範囲が限定されており

自分が何が苦手のかさえ把握できればアプリや計算機などの外部ツールを利用することで用意に対応することができます。

LDの特性を持つ人は自分に何ができるか」を探すよりも

自分のできないもの」を避けていくことで適職に巡り会うことができると思います。

 

 

まとめ

発達障害を持つ人が安定して会社で仕事をするためには、

まず何よりも自分自身の傾向を把握することが重要になります。

 

その上で「できないこと」を排除していって

残った選択肢の中から「これならできそう」と思った職業を選ぶことで過度なストレスを受けることなく仕事ができる環境を手に入れられるようになると思います。

 

自力ではどうしても難しいと言う場合は、

障害者雇用専用のエージェントを利用して転職や就職先を探すこともできるので活用してみるのもいいと思います。

障害者雇用専用のエージェントは、発達障害グレーゾーンの方も使用することができます。

 

と言うことで、今回は「発達障害」を持つ方はどんな仕事を選ぶべきかと言うものを簡単にですがまとめてみました。

発達障害は人によって、症状の強弱も違うため中々適職を見つけるのは難しいと思います。

だからと言って「ネットではこの職業が向いている」と書いてあったからこの職業を目指す!

というふうに盲目的になることはお勧めできません。

この記事もそうですが、ネットにある情報は「症状」だけをみて書かれたものです。

人それぞれ性格や「発達障害の症状以前の本質的な部分の」向き不向きが違います。

症状だけでなく、そういった人間性も考えた上で適職を見つけることが大切です。

 

 

失敗を繰り返したりと、時間はかかるかもしれませんが

「これだ!」というものを見つけた時、本当の意味で活躍することができるようになります。