今までいろんな発達障害関連の本を読んできたのですが、
せっかくなのでオススメというか。。。
面白いかなと思った本を時々紹介して行こうと思います。
今回紹介するのは『「発達障害」と言いたがる人たち』です。
なんて攻撃的なタイトルなんでしょうか。。。
一部からはとんでもない反感をかいそうなタイトルですよね。
実際にAmazonのレビューはそれなりに荒れていました。
中身を読んでさえいれば「自称発達障害」の人くらいしか低評価なんて書かないはずなんですが……。
とりあえず、個人的にはこの本は楽しめました。
普通発達障害関連の本だと
「医療側面からの発達障害の捉え方」
「当事者がどれだけ辛いか」
などにフォーカスして書かれることが多いですが、
この書籍は《発達障害》という概念を取り巻く社会的問題などを取り上げ、
どんな問題があるのかということを解説してくれている本です。
製薬会社などの腐った社会悪やソシャゲはASD人間から金を巻き上げるために展開しているという考えとか書かれていて、なかなか面白いと思いました。
ちなみにタイトルは攻撃的ですが
中身は至極真面目でグレーゾーンなどの人を軽視したり悪く書かれているなんてことは全くありません。
それどころか「どういうふうに改善していくか」「どう寄り添うか」など問題提起をしてくれています。
この書籍でいう《発達障害と言いたがる人たち》は
「夜更かしして朝起きれないから発達障害だ!」と自称しているような人たちのことです。
発達障害当事者からしたら、「舐めてるだろ」と言いたくなりますね(笑)。
「発達障害」という個性を欲しがっている人間が増えていることに対する警鐘でもあるようです。
他の書籍では、あまり見ない論点から語られているので一風変わったものが読みたいというかたにはオススメです。
自分は診断を受けてから「発達障害」という言葉を免罪符にしがちでしたが、
考え直すきっかけにもなる本でした。
興味がある方はぜひ読んでみてください。